今回は、リバーのフラッシュボード戦略について解説していきたいと思います。
ただし、テキサスホールデム・リミットルールでの解説ですので、他ルールでは、全てを活用できないことをご了承ください。
取り扱うボード
ボード
今回の記事で扱うのは、上のようなボードにフラッシュがある形です。
ただし、ストレートフラッシュの連携は3枚までとします。
基本的な考え方
ボード
手札
ナッツ(一番強い)フラッシュ以上のハンドは、しっかり4ベットまで打ち合います。
上位ハンドを疑われていても、それなりのフラッシュを持っている相手なら、コールくらいはしてくれるからです。
ボード
手札
セカンドナッツ(二番目に強い)以下フラッシュで2ベット以上打つのは危険です。
打ち合いに応じる相手は、ナッツ(一番強い)フラッシュ以上の場合が多いからです。
ボード
手札
ボードのままのフラッシュでも確認のコールをする場合があります。
しかし、ボードより良いフラッシュ以上でないとベットしてこない相手や、手の良さが態度に出ている相手には、上位ハンドを作るカードが3枚以上あるなら降りた方がよいでしょう。
ハンド別戦略
ハンド別戦略を具体的に解説していきます。
ロイヤルフラッシュまたはストレートフラッシュ
ベット基準
何回でもレイズして構いません。
4ベット(キャップ、最高ベット)まで突き進みましょう！
コール＆フォールド基準
絶対に降りません。
フラッシュ(ランク14)
ボード
手札
ナッツ(一番強い)フラッシュ＝ランク14です。
ベット基準
何回でもレイズして構いません。
4ベット(キャップ、最高ベット)まで突き進みましょう！
コール＆フォールド基準
絶対に降りません。
フラッシュ(ランク13)
ボード
手札
セカンドナッツ(二番目に強い)フラッシュ＝ランク13です。
ベット基準
ターンでベット無しか1ベット主導権有りなら1ベットします。
ターンで2ベット主導権有りならば、1ベッターのチェックを待ってから1ベットします。
ターンで相手1ベット主導権無しならば、主導権者のチェックを待ってから1ベットします。
コール＆フォールド基準
ターンで相手からの3ベット以上が無い場合、追加する金額が2ベット分までならコールします。
ターンで相手からの3ベット以上がある場合、追加する金額が1ベット分までならコールします。
フラッシュ(ランク12)
ベット基準
ターンでベット無しなら1ベットします。
ターンで1ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
コール＆フォールド基準
自分がベットした場合は、追加する金額が1ベット分までならコールします。
それ以外は1ベットまでコールします。
フラッシュ(ランク11～10)
ベット基準
残り2人かつターンでベット無しか1ベット主導権有りなら1ベットします。
コール＆フォールド基準
自分がベットした場合は、追加する金額が1ベット分までならコールします。
それ以外は1ベットまでコールします。
フラッシュ(ランク9以下)
ベット基準
ベットしません。
コール＆フォールド基準
1ベットまでコールします。
ボードのまま(ボードボトムカード 8)
ボード
手札
ボードよりも良いハンドを作るカードが2枚で最も少ない形です。
ベット基準
ベットしません。
コール＆フォールド基準
残り4人以上ならターンでベット無しの場合、1ベットまでコールします。
残り3人ならターンで相手からの2ベット以上が無い場合、1ベットまでコールします。
残り2人ならターンで相手からの3ベット以上が無い場合、1ベットまでコールします。
ボードのまま(その他)
ベット基準
ベットしません。
コール＆フォールド基準
残り3人以上ならターンでベット無しの場合、1ベットまでコールします。
残り2人ならターンで相手からの3ベット以上が無い場合、1ベットまでコールします。
まとめ
ストレートフラッシュ以上の心配がそれほどないので、フラッシュの強さは、ランクの額面通りに受け止めましょう。
ボードより良いフラッシュ以上でしかベットしてこない相手であれば、ボードのままで上位ハンドを作るカードが3枚以上あるなら基準に従わず降りた方がよいです。
- ナッツフラッシュ以上は4ベットまで打ち合う
- セカンドナッツ以下フラッシュで2ベット以上打たない
- 手堅い相手にはボードのままで上位ハンドを作るカードが3枚以上あるなら降りる
以上3点を覚えていれば、相手の上位ハンドに大量ベットを打ち込む確率が下がるでしょう。
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