今回は、リバーのフルハウスボード戦略について解説していきたいと思います。
ただし、テキサスホールデム・リミットルールでの解説ですので、他ルールでは、全てを活用できないことをご了承ください。
- 取り扱うボード
- 基本的な考え方
- ハンド別戦略
- フォーカード(1枚絡みまたは2枚絡み高い方)
- フォーカード(2枚絡み低い方)
- フルハウス(手札スリーカード > ボードスリーカード、ターンボードスリーカード)
- フルハウス(手札スリーカード > ボードスリーカード、ターンボードツーペア)
- フルハウス(手札ワンペア > ボードワンペア、ボードスリーカード > ボードワンペア、ターンボードスリーカード)
- フルハウス(手札ワンペア > ボードワンペア、ボードスリーカード > ボードワンペア、ターンボードツーペア)
- フルハウス(手札ワンペア > ボードワンペア、ボードスリーカード < ボードワンペア、ターンボードスリーカード)
- フルハウス(手札ワンペア > ボードワンペア、ボードスリーカード < ボードワンペア、ターンボードツーペア)
- フルハウス(ボードのまま、ボードスリーカード > ボードワンペア)
- フルハウス(ボードのまま、ボードスリーカード < ボードワンペア、フロップベット無し)
- フルハウス(ボードのまま、ボードスリーカード < ボードワンペア、フロップベット有り)
- まとめ
取り扱うボード
ボード
今回の記事で扱うのは、上のようなボードにフルハウスがある形です。
基本的な考え方
ボード
手札 A
手札 B
フォーカード(1枚絡みまたは2枚絡み高い方)は、しっかり4ベットまで打ち合います。
手札 A は手札 B に負けてますが、心配するほどの確率ではないので、どちらも4ベットまで打って構いません。
ボード
手札
フォーカード(2枚絡み低い方)で2ベット以上打つのはやめておいた方が無難です。
2ベット打った時に降りられてしまう可能性や負けている可能性を考えると、トータルでは1ベットと大差が無いように感じます。
ボード
手札
ボードよりも上のフルハウスは、状況により対応がまちまちです。
基本的には、上位ハンドが無さそうなら1ベットします。
ボード
手札
ボードのみのハンドでも確認のコールをする場合があります。
しかし、手堅い相手や、手の良さが態度に出ている相手には、降りた方がよいでしょう。
ハンド別戦略
ハンド別戦略を具体的に解説していきます。
フォーカード(1枚絡みまたは2枚絡み高い方)
ボード
手札 A
手札 B
1枚絡みは無条件、2枚絡みはボードの高い方であることが条件です。
ベット基準
何回でもレイズして構いません。
4ベット(キャップ、最高ベット)まで突き進みましょう!
コール&フォールド基準
絶対に降りません。
フォーカード(2枚絡み低い方)
ボード
手札
ボードの低い方のカード2枚が絡んだフォーカードです。
高い方を1枚持たれていると負けています。
ベット基準
ターンでベット無しか1ベット主導権有りなら1ベットします。
ターンで2ベット主導権有りならば、1ベッターのチェックを待ってから1ベットします。
ターンで相手1ベット主導権無しならば、主導権者のチェックを待ってから1ベットします。
コール&フォールド基準
絶対に降りません。
フルハウス(手札スリーカード > ボードスリーカード、ターンボードスリーカード)
ボード
手札
手札スリーカードの方がボードスリーカードよりも高くて、ターンがスリーカードボードだった場合です。
ベット基準
ターンでベット無しか1ベット主導権有りなら1ベットします。
ターンで2ベット主導権有りならば、1ベッターのチェックを待ってから1ベットします。
ターンで相手1ベット主導権無しならば、主導権者のチェックを待ってから1ベットします。
コール&フォールド基準
絶対に降りません。
フルハウス(手札スリーカード > ボードスリーカード、ターンボードツーペア)
ボード
手札
手札スリーカードの方がボードスリーカードよりも高くて、ターンがツーペアボードだった場合です。
ベット基準
ターンでベット無しなら1ベットします。
残り4人以上かつターンで1ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
残り3人以下かつターンで1ベット主導権有りなら1ベットします。
ターンで2ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下かつ1ベッターチェック済みなら1ベットします。
ターンで相手1ベット主導権無しならば、主導権者チェック済みかつ未チェック1人以下なら1ベットします。
コール&フォールド基準
絶対に降りません。
フルハウス(手札ワンペア > ボードワンペア、ボードスリーカード > ボードワンペア、ターンボードスリーカード)
ボード
手札
ベット基準
ターンでベット無しか1ベット主導権有りなら1ベットします。
ターンで2ベット主導権有りならば、1ベッターのチェックを待ってから1ベットします。
ターンで相手1ベット主導権無しならば、主導権者のチェックを待ってから1ベットします。
コール&フォールド基準
絶対に降りません。
フルハウス(手札ワンペア > ボードワンペア、ボードスリーカード > ボードワンペア、ターンボードツーペア)
ボード
手札
ベット基準
ターンでベット無しなら1ベットします。
残り4人以上かつターンで1ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
残り3人以下かつターンで1ベット主導権有りなら1ベットします。
ターンで2ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下かつ1ベッターチェック済みなら1ベットします。
ターンで相手1ベット主導権無しならば、主導権者チェック済みかつ未チェック1人以下なら1ベットします。
コール&フォールド基準
絶対に降りません。
フルハウス(手札ワンペア > ボードワンペア、ボードスリーカード < ボードワンペア、ターンボードスリーカード)
ボード
手札
ベット基準
ターンでベット無しなら1ベットします。
残り3人以下かつターンで1ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
コール&フォールド基準
残り4人以上かつターンで2ベット主導権有りの場合、1ベットまでコールします。
残り4人以上かつ上記以外のターンで相手からの2ベット以上が無い場合、追加する金額が1ベット分までならコールします。
残り3人ならターンで相手からの4ベットが無い場合、追加する金額が1ベット分までならコールします。
残り2人の場合、追加する金額が1ベット分までならコールします。
フルハウス(手札ワンペア > ボードワンペア、ボードスリーカード < ボードワンペア、ターンボードツーペア)
ボード
手札
ベット基準
ターンでベット無しかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
残り3人以下かつターンで1ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
コール&フォールド基準
残り4人以上ならターンでベット無しの場合、追加する金額が1ベット分までならコールします。
残り3人ならターンで相手からの3ベット以上が無い場合、追加する金額が1ベット分までならコールします。
残り2人の場合、追加する金額が1ベット分までならコールします。
フルハウス(ボードのまま、ボードスリーカード > ボードワンペア)
ボード
手札
ベット基準
ベットしません。
コール&フォールド基準
残り3人以上ならターンで相手からの3ベット以上が無い場合、1ベットまでコールします。
残り2人なら1ベットまでコールします。
フルハウス(ボードのまま、ボードスリーカード < ボードワンペア、フロップベット無し)
ボード
手札
ベット基準
ベットしません。
コール&フォールド基準
残り3人以上ならターンで相手からの2ベット以上が無い場合、1ベットまでコールします。
残り2人なら1ベットまでコールします。
フルハウス(ボードのまま、ボードスリーカード < ボードワンペア、フロップベット有り)
ボード
手札
ベット基準
ベットしません。
コール&フォールド基準
残り4人以上ならターンでベット無しの場合、1ベットまでコールします。
残り3人ならターンで相手からの2ベット以上が無い場合、1ベットまでコールします。
残り2人なら1ベットまでコールします。
まとめ
フォーカードは基本的に4ベットまで打ち合いますが、低い方2枚絡みの時に2ベット以上打つのはやめておいた方が無難です。
2ベット打った時に降りられてしまう可能性や負けている可能性を考えると、トータルでは1ベットと大差が無いように感じます。
- フォーカードは基本的に4ベットまで打ち合う
- ただしフォーカード(2枚絡み低い方)は2ベット以上打たない
- ボードより上のフルハウスは上位ハンドが無さそうなら1ベット
- 手堅い相手にはボードのみのハンドは降りる
以上4点を覚えていれば、相手の上位ハンドに大量ベットを打ち込む確率が下がるでしょう。
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