プリフロップのアグレッサーがフロップでも続けてベットすることをコンティニュエーションベット(以下 CB)といいます。
CB は、トップペア以上の有利なハンドでも打てますが、これはバリューベットの部類に入りますので、今回はブラフに近いハンドでの解説をしていきたいと思います。
適度な CB を打てば、相手を降ろして勝つことも増えますので、この機会にマスターしましょう。
ただし、テキサスホールデム・リミットルールでの解説ですので、他ルールでは、全てを活用できないことをご了承ください。
コンティニュエーションベットとは
ボード
手札
上のような手札でプリフロップにおいてレイズをして、フロップのボードでは何もヒットしていなくてもベットするようなことをコンティニュエーションベット(CB)といいます。
一見、無茶なように見えますが、ベットされた相手から見ると、プリフロップでもレイズされているため、J のヒットやポケットペア AA ~ QQ の可能性が否定できず、役無し同士でもキッカー負けのリスクが高いということもあり、コールするのが難しいといえます。
CB は、こういった相手の心理を利用し、降りさせて勝つことを目的としているのです。
CB が成功しやすい条件
リミットルールではベットの金額が固定されているため、ノーリミットに比べて CB の迫力が少々乏しいです。
そのため、やみくもに CB を打ってもコールされてしまうことが多く、最悪の場合「どうせ CB でしょ。」と高をくくられてレイズされた挙句、ベットが無駄になるなんてこともあります。
「じゃあ、CB なんて打たない方がいいじゃん。」とも思ってしまいますが、成功しやすい条件だけに絞れば利益は出ますので、しっかり覚えていきましょう。
降りない相手には使わない
何が何でもコール、絶対に降りないというルースな相手には、使わないようにしましょう。
こういった相手は、セカンドペア、ボトムペア、ガットショット、1枚以上のオーバーカード、3FL (3枚フラッシュ)、3ST (3枚ストレート)くらいのハンドでもコールしてきます。
この相手が多い場合は、バリューベットだけ打っていれば勝てます。
残り人数3人以下
全員降ろして勝つのが理想ですので、残り人数は少ない方がよいです。
4人でも条件がかなり揃えば可能ですが、機会は少ないです。
5人以上の場合は、誰か一人くらい何かヒットしていることがほとんどですので諦めましょう。
ドライボードかつハイカード1枚
ボード A
ボード A のような、フラッシュやストレートができにくいドライボードかつハイカード1枚のボードが理想です。
ルースな相手がよくコールしてくるガットショットや弱いフラッシュドロー(リーチ)ができにくく、こちらにハイカードがヒットしているように見えるためです。
ボード B
ボード B は、ストレートの連携があるものの、必要なカードが 3 と 4 といったローカードのため、CB が打ちやすそうに見えます。
しかし、何でもコールしてくるような相手の手札には、こういったローカードも入っていることがままあります。
自分にガットショットもペアも無い状況であれば、CB を見送った方がよいでしょう。
オーバーカードや 3FL がある
ボード
手札
上のようにオーバーカードや強い 3FL (3枚フラッシュ)があると、ターンでオーバーカードを引いて逆転したり、フラッシュドロー(リーチ)になったりする可能性があるため、CB が打ちやすいです。
まとめ
皆さんが仲間を集めてポーカーを始めた場合、最初は初心者が多いでしょうから、恐らく何でもコールしてくるため、CB は上手くいかないでしょう。
こういった場合には、普通に利益の出るバリューベットだけを打つようにします。
そうすることによって、徐々に相手も降りないと勝てないと気付き始めます。
それくらいのタイミングで CB を打つと、手が入っていると思って降りてくれるでしょう。
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