今回は、リバーの 4ST(1 gap)+3FL ボード戦略について解説していきたいと思います。
ただし、テキサスホールデム・リミットルールでの解説ですので、他ルールでは、全てを活用できないことをご了承ください。
- 取り扱うボード
- 基本的な考え方
- ハンド別戦略
- ロイヤルフラッシュまたはストレートフラッシュ
- フラッシュ(ランク12以上)
- フラッシュ(ランク11以下、ターン 2FL ボード)
- フラッシュ(ランク11以下、ターン 3FL ボード)
- ストレート(2枚絡み、ミドルロー以上、ターン 3FL ボード)
- ストレート(2枚絡み、ミドルハイ以上、ターン 2FL ボード)
- ストレート(2枚絡み、ミドルロー、ターン 2FL ボード)
- ストレート(2枚絡み、トラッシュ)
- ストレート(A ハイ、ターン 3FL ボード)
- ストレート(A ハイ、ターン 2FL ボード)
- ストレート(1枚絡み、ミドルロー以上、ターン 3FL ボード)
- ストレート(1枚絡み、ミドルロー以上、ターン 2FL ボード)
- スリーカードまたはツーペア
- オーバーペアまたはトップペア
- セカンドペア~サードペア
- フォースペア~シックススペア
- Ax
- これらより価値の低いハンド
- まとめ
取り扱うボード
ボード
今回の記事で扱うのは、上のようなボードにガットショットと3枚フラッシュがある形です。
基本的な考え方
ボード
手札
フラッシュ(ランク12)以上のハンドは、しっかり4ベットまで打ち合います。
2枚絡んでいることもあって強度もありますし、相手にストレートが入っていれば、とりあえずのコールくらいはしてくれます。
ただし、手堅い相手にはランク12だとやや不安があるので、基準をランク13以上とした方が安全です。
ボード
手札
ストレートで2ベット以上打つのは危険です。
打ち合いに応じる相手は、フラッシュ以上の場合が多いからです。
ボード
手札
セカンドペア以下のハンドでも確認のコールをする場合があります。
しかし、トップペア以上でないとベットしてこない相手や、手の良さが態度に出ている相手には、降りた方がよいでしょう。
ハンド別戦略
ハンド別戦略を具体的に解説していきます。
ロイヤルフラッシュまたはストレートフラッシュ
ベット基準
何回でもレイズして構いません。
4ベット(キャップ、最高ベット)まで突き進みましょう!
コール&フォールド基準
絶対に降りません。
フラッシュ(ランク12以上)
ボード
手札
ナッツフラッシュをランク14としたランクです。
ランク12以上であれば、2枚絡んでいることもあり強度があるので、しっかりレイズしましょう。
ただし、手堅い相手にはランク12だとやや不安があるので、基準をランク13以上とした方が安全です。
ベット基準
何回でもレイズして構いません。
4ベット(キャップ、最高ベット)まで突き進みましょう!
コール&フォールド基準
絶対に降りません。
フラッシュ(ランク11以下、ターン 2FL ボード)
ボード
手札
フラッシュ(ランク11以下)かつターンは 2FL ボードだった場合です。
ベット基準
2ベットまでレイズします。
コール&フォールド基準
絶対に降りません。
フラッシュ(ランク11以下、ターン 3FL ボード)
ボード
手札
フラッシュ(ランク11以下)かつターンも 3FL ボードだった場合です。
ベット基準
ターンで相手からのベットが1ベット以下なら2ベットまでレイズします。
ターンで相手からのベットが2ベットならターンベッター&レイザーのチェックを待ってから1ベットします。
コール&フォールド基準
絶対に降りません。
ストレート(2枚絡み、ミドルロー以上、ターン 3FL ボード)
ボード
手札
2枚絡みで愚形になっていないストレートかつターンも 3FL ボードだった場合です。
ストレートのハンド評価用語については、こちらの記事を参照してください。
ベット基準
ターンでベット無しか2ベット以下主導権有りなら1ベットします。
ターンで相手1ベット主導権無しならば、主導権者のチェックを待ってから1ベットします。
コール&フォールド基準
ターンでベット無しか1ベット主導権有りの場合、絶対に降りません。
ターンで相手からの3ベット以上が無い場合、追加する金額が2ベット分までならコールします。
ターンで相手からの3ベット以上がある場合、追加する金額が1ベット分までならコールします。
ストレート(2枚絡み、ミドルハイ以上、ターン 2FL ボード)
ボード
手札
ストレート(2枚絡み、ミドルハイ以上)かつターンは 2FL ボードだった場合です。
ストレートのハンド評価用語については、こちらの記事を参照してください。
ベット基準
残り4人以上かつターンでベット無しか1ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
残り4人以上かつターンで2ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下かつ1ベッターチェック済みなら1ベットします。
残り4人以上かつターンで相手1ベット主導権無しならば、主導権者チェック済みかつ未チェック1人以下なら1ベットします。
残り3人かつターンでベット無しか1ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
残り3人かつターンで2ベット以上主導権有りかつ主導権マイナス1ベッターチェック済みなら1ベットします。
残り3人かつターンで主導権無しならば、主導権者のチェックを待ってから1ベットします。
残り2人なら1ベットします。
コール&フォールド基準
追加する金額が2ベット分までならコールします。
ストレート(2枚絡み、ミドルロー、ターン 2FL ボード)
ボード
手札
ストレート(2枚絡み、ミドルロー)かつターンは 2FL ボードだった場合です。
ストレートのハンド評価用語については、こちらの記事を参照してください。
ベット基準
残り4人以上かつターンでベット無しか1ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
残り4人以上かつターンで2ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下かつ1ベッターチェック済みなら1ベットします。
残り4人以上かつターンで相手1ベット主導権無しならば、主導権者チェック済みかつ未チェック1人以下なら1ベットします。
残り3人かつターンでベット無しか1ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
残り3人かつターンで2~3ベット主導権有りかつ主導権マイナス1ベッターチェック済みなら1ベットします。
残り3人かつターンで相手2ベット以下主導権無しならば、主導権者のチェックを待ってから1ベットします。
残り2人かつターンで相手からのベットが1ベット以下なら1ベットします。
残り2人かつターンで相手からのベットが2ベットならば、チェックを待ってから1ベットします。
コール&フォールド基準
追加する金額が2ベット分までならコールします。
ストレート(2枚絡み、トラッシュ)
ボード
手札
下側に2枚絡んだ愚形のストレートです。
上の例だと 8 を持たれているだけで負けています。
ベット基準
ターンでベット無しかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
残り2人かつターンで1ベット主導権有りなら1ベットします。
コール&フォールド基準
自分がベットした場合は、追加する金額が1ベット分までならコールします。
残り4人以上ならターンで相手からの2ベット以上が無い場合、1ベットまでコールします。
残り3人ならターンで相手からの3ベット以上が無い場合、1ベットまでコールします。
残り2人なら1ベットまでコールします。
ストレート(A ハイ、ターン 3FL ボード)
ボード
手札
ストレート(A ハイ)かつターンも 3FL ボードだった場合です。
ベット基準
ターンでベット無しか2ベット以下主導権有りなら1ベットします。
ターンで相手1ベット主導権無しならば、主導権者のチェックを待ってから1ベットします。
コール&フォールド基準
ターンでベット無しか1ベット主導権有りの場合、絶対に降りません。
ターンで相手からの3ベット以上が無い場合、追加する金額が2ベット分までならコールします。
ターンで相手からの3ベット以上がある場合、追加する金額が1ベット分までならコールします。
ストレート(A ハイ、ターン 2FL ボード)
ボード
手札
ストレート(A ハイ)かつターンは 2FL ボードだった場合です。
ベット基準
残り4人以上かつターンでベット無しか1ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
残り4人以上かつターンで2ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下かつ1ベッターチェック済みなら1ベットします。
残り4人以上かつターンで相手1ベット主導権無しならば、主導権者チェック済みかつ未チェック1人以下なら1ベットします。
残り3人かつターンでベット無しか1ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
残り3人かつターンで2ベット以上主導権有りかつ主導権マイナス1ベッターチェック済みなら1ベットします。
残り3人かつターンで主導権無しならば、主導権者のチェックを待ってから1ベットします。
残り2人なら1ベットします。
コール&フォールド基準
追加する金額が2ベット分までならコールします。
ストレート(1枚絡み、ミドルロー以上、ターン 3FL ボード)
ボード
手札
ストレート(1枚絡み、ミドルロー以上)かつターンも 3FL ボードだった場合です。
ストレートのハンド評価用語については、こちらの記事を参照してください。
ベット基準
ターンでベット無しか1ベット主導権有りなら1ベットします。
ターンで2ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下かつ1ベッターチェック済みなら1ベットします。
ターンで相手1ベット主導権無しならば、主導権者チェック済みかつ未チェック1人以下なら1ベットします。
コール&フォールド基準
追加する金額が1ベット分までならコールします。
ストレート(1枚絡み、ミドルロー以上、ターン 2FL ボード)
ボード
手札
ストレート(1枚絡み、ミドルロー以上)かつターンは 2FL ボードだった場合です。
ストレートのハンド評価用語については、こちらの記事を参照してください。
ベット基準
ターンでベット無しか1ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
ターンで2ベット主導権有りかつ相手の未チェック1人以下かつ1ベッターチェック済みなら1ベットします。
ターンで相手1ベット主導権無しならば、主導権者チェック済みかつ未チェック1人以下なら1ベットします。
コール&フォールド基準
追加する金額が1ベット分までならコールします。
スリーカードまたはツーペア
ベット基準
ターンでベット無しかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
残り2人かつターンで1ベット主導権有りなら1ベットします。
コール&フォールド基準
自分がベットした場合は、追加する金額が1ベット分までならコールします。
残り4人以上ならターンで相手からの2ベット以上が無い場合、1ベットまでコールします。
残り3人ならターンで相手からの3ベット以上が無い場合、1ベットまでコールします。
残り2人なら1ベットまでコールします。
オーバーペアまたはトップペア
ベット基準
ターンでベット無しかつ相手の未チェック1人以下なら1ベットします。
残り2人かつターンで1ベット主導権有りなら1ベットします。
コール&フォールド基準
自分がベットした場合は、追加する金額が1ベット分までならコールします。
残り4人以上ならターンでベット無しの場合、1ベットまでコールします。
残り3人ならターンで相手からの2ベット以上が無い場合、1ベットまでコールします。
残り2人なら1ベットまでコールします。
セカンドペア~サードペア
ベット基準
ベットしません。
コール&フォールド基準
残り3人以上ならターンでベット無しの場合、1ベットまでコールします。
残り2人ならターンで相手からの3ベット以上が無い場合、1ベットまでコールします。
フォースペア~シックススペア
ベット基準
ベットしません。
コール&フォールド基準
残り3人ならターンでベット無しの場合、1ベットまでコールします。
残り2人ならターンで相手からの2ベット以上が無い場合、1ベットまでコールします。
Ax
ベット基準
ベットしません。
コール&フォールド基準
残り3人ならターンでベット無しの場合、1ベットまでコールします。
残り2人ならターンで相手からの2ベット以上が無い場合、1ベットまでコールします。
これらより価値の低いハンド
ベット基準
ベットしません。
コール&フォールド基準
ベットされた時点で降ります。
まとめ
フラッシュ系のハンドはかなり強いですが、4ベットまで打ち合うのはランク12以上の時にしておいた方が無難です。
ただし、手堅い相手にはランク12だとやや不安があるので、基準をランク13以上とした方が安全です。
- フラッシュ(ランク12)以上のハンドは4ベットまで打ち合う
- ただし手堅い相手ならフラッシュ(ランク13)以上
- ストレートで2ベット以上打たない
- 手堅い相手にはセカンドペア以下のハンドは降りる
以上4点を覚えていれば、相手の上位ハンドに大量ベットを打ち込む確率が下がるでしょう。
コメント