リーディングベット

リーディングベットとは、読みの入ったベットということですが、特段このようなポーカー用語があるわけではなく、筆者が考え出した造語です。

読みといっても、相手の癖を読んだりするものではないので、誰でも簡単に使うことができます。

また、身につければ、普段チェックから入っていたハンドもベットすることができ、戦略の幅も広がることでしょう。

ただし、テキサスホールデム・リミットルールでの解説ですので、他ルールでは、全てを活用できないことをご了承ください。

リーディングベットとは

ボード

手札

フロップでセカンドペアがヒットしましたが、主導権が無かったのでチェックしたところ、全員チェックで回り、ターンでもセカンドペアを維持しました。

トップペア K を持たれているかもと思うと怖いですが、一度全員チェックで流れたことにより、その可能性が低いと読めるため、ここでベットすることができます。

このようなベットがリーディングベットです。

読みの基本

前の段落で述べたとおり、全員チェックで回ったことにより、トップハンドをワンランク下げるのが基本ですが、もう少しだけ踏み込むことも可能です。

その他にも基本となる部分がありますので、ここで解説していきます。

自分までチェックで回って相手未チェックが1人以下

この条件を満たしていれば、現ラウンドの内にトップハンドをワンランク下げられます。

残る1人の未チェック者がいた場合、態度不明のため少々不安ですが、1人ならトップペア以上のハンドになっている可能性は、それほどでもないはずです。

ただし、未チェック者が主導権を持っている場合は、下げないようにしましょう。

キッカーも大事

ボード

手札 A

手札 B

トップペアからワンランク下げてベットできるのは、手札 A のようなキッカーの弱いトップペアや、手札 B のようなキッカーの強いセカンドペアクラスまでです。

キッカーの弱いセカンドペアは、ワンランクダウンを2回待ってからベットしましょう。

ウェットボードだと難しい

ボード

上のようなウェットボードですと、最初のトップハンドの読みがフラッシュがあるかないかから始まりますので、途端に難しくなります。

トップペアでもベットしてくるかどうか怪しいですし、読むには相手のベットタイプも知っておく必要があります。

以上のことから、リーディングベットはドライボードの方がやりやすいです。

まとめ

リーディングベットは、トップペアがベットに値するハンドだと理解している相手には、非常に有効な戦略です。

キッカーの弱いトップペアでも無条件でベットしてくる相手なら、更に有効な戦略となります。

ただし、トップペアでもベットしてこない超慎重派には、使えない作戦であることも覚えておきましょう。