テキサスホールデムで手札2枚だけの第1ラウンドをプリフロップといいます。
たった2枚ですが、ここでのベット行動で半分くらいの方向性が決まるので、手札ごとにどうするかを決めておかなくてはいけません。
しかし、とりわけ初心者は、「まだ手札が2枚だけだし、何が来るか分からないから残ってみよう。」と思ったり、「降りたら暇だから残ろう。」などと思いがちです。
これらは間違いで、手札の価値で決めておいた通りにした方が成績は安定します。
また、大半の手札は降りが正解なのです。
今回は、丸暗記するだけで使える簡単なプリフロップハンド表で、最適戦略を解説していきます。
ただし、テキサスホールデム・リミットルールでの解説ですので、他ルールでは、全てを活用できないことをご了承ください。
プリフロップハンド表による解説
他サイトでは、ポジションも含めた細かい表になっていることが多いですが、リミットルールでそれを意識しているプレイヤーは少ないため、意識してもそれほど成績に影響しません。
よって、ここでは一目で分かる簡単な表で解説していきます。
プリフロップハンド表
表の記号と意味
A=エース、K=キング、Q=クイーン、J=ジャック、T=10
AA~22=ポケットペア
s=スーテッド(マークが同じ)
o=オフスーツ(マークがばらばら)
人数
降りたか、残っているかに関係なく、全員の人数を意味します。
3人以下の場合は、後述の例外が常に適用されるとお考えください。
基本的に10人までで行うことがほとんどなので、11人以上は割愛しています。
ハンド評価の意味
-
評価額までレイズする。
超過時は、追加額が表示以下ならコールする。 -
追加額が表示以下ならコールする。
ただし、いったん100にコールしたら、評価額が50でも追加額が100ならコールする。
ビッグブラインドでチェックできる時のみ残る。
例外
上で説明したハンド評価の通りにしない、例外が存在します。
例外時は、より積極的に攻められるので、知っておいて損は無いでしょう。
条件付き3人の場合
最初のプレイヤーから降りが続いてボタンとブラインドの3人だけになった場合
最初から3人でやっている場合
4~5人時の評価に加えて、
評価が100以下でも A ハイ、KQ~KT、55以上ポケットペアは、200にレイズできる。
評価100の手幅を少し広げる。
条件付き2人の場合
最初のプレイヤーから降りが続いてブラインドの2人だけになった場合
最初から2人でやっている場合
条件付き3人の場合に加えて、
K ハイ、2枚とも8以上、全てのポケットペアは、200にレイズできる。
評価100の手幅を広げる。
まとめ
リミットルールでも、かなりのハンドを降りることになるのが分かっていただけたと思います。
額が上がりにくいから何となくコールが負けの元だったのです。
これからはしっかり降りて、攻めるべきハンドではしっかり攻めましょう。
次回は、ブラフについて書いていきます。
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