微妙なハンドでの判断を決めるうえで大事なのがオッズとアウツです。
今回は、オッズとアウツとは何なのか?を具体的な例から解説していきます。
ちなみにテキサスホールデム・リミットルールでの解説ですので、他ルールでは、全てを活用できないことをご了承ください。
オッズとアウツとは
まずは、オッズとアウツの意味を知るところから始めましょう。
アウツとは
アウツとは、来れば手がとても強くなるカードのことです。
ボード
手札
上のような 679T のストレートのガットショットなら、8がアウツで枚数は4枚となります。
オッズとは
ここでのオッズとは、コールする際の足す金額に対して必要なポットの倍率のことで、アウツの枚数から計算できます。
大まかな計算方法は、
見えていないカード枚数 ÷ アウツの枚数 - 1 = ポットオッズ
です。
見えていないカード枚数は、フロップ47枚、ターン46枚です。
計算の最後で1を引いているのは、これから足そうとしているチップを倍率に含めないアメリカ式の計算方法になっているためです。
計算の最後で1を引いているのは、これから足そうとしているチップを倍率に含めないアメリカ式の計算方法になっているためです。
先ほどの「アウツとは」の例で出てきたガットショットであれば、
47 ÷ 4 - 1 = 10.75
となります。
10.75倍ですと、100ベットをコールするのにポットが1075以上必要な気がしますが、実際には、自分のあとに一人くらいはコールすることが多いので、倍率の小数点以下は切り捨てて、10倍のポット1000以上でコールして構いません。
まとめ
良い手であれば、ベットやレイズができますし、相手からベットされてもコールくらいは簡単にできます。
しかし、いつも良い手が来るわけもなく、ガットショットやセカンドペアやオーバーカードといった微妙なハンド、あるいは、それらが組み合わさったハンドが来ることもあるでしょう。
そんな時に役立つのがオッズとアウツの概念です。
リミットルールでは、固定された金額ずつしか上げられないため、ノーリミットよりもこの概念を使用する機会は多く、習得している者と、していない者とでは、収支に大きな差が生まれますので、この機会にぜひ覚えておきましょう。
次回は、ガットショットのオッズとアウツについて掘り下げていきます。
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