ドンクベットとは、直訳すると間抜けなベットということですが、厳密には、前のラウンドで主導権を握ったプレイヤーのチェックを待たずに先打ちするベットのことを指します。
主導権者のチェックを待ってからベットするのが基本とされているため、下手なプレイヤーが行うアクションと認識されており、このような名前が付けられています。
しかしながら、100% ドンクベットを打たないのが正解かといわれれば、そういうわけではなく、いくつか打つべき場面もあります。
そこで今回は、「なぜドンクベットを打ってはいけないのか」~「ドンクベットを打つべき場面」について解説していきたいと思います。
ただし、テキサスホールデム・リミットルールでの解説ですので、他ルールでは、全てを活用できないことをご了承ください。
なぜドンクベットを打ってはいけないのか
まずは、なぜドンクベットを打ってはいけないのかについて解説していきます。
下手打ちとされるのは、以下で示すような理由があるからです。
キッカー負けのリスクが高い
ボード
自分の手札
主導権者の手札
プリフロップの主導権を無視してフロップでドンクベットを打つと、上のようなキッカー負けになっていて、大量のチップを失う場合があります。
これは、プリフロップ主導権者の方が高い数字のカードを持っている可能性が高いため、起こりやすいことです。
チェックから入れば、主導権者の1ベットをコールするだけで済みますが、先打ちすると、ここで2ベットが打たれる可能性もあり危険です。
自分より強い手が残り、弱い手が降りる
主導権を無視してベットするということは、相手から見ると、主導権者より強い手を持っているという主張に見えるため、自分より強い手の人が残り、弱い手の人が降りるという結果になりがちです。
中途半端な手でドンクベットを打つと、よりこの傾向が強まるので危険です。
チェックした時の手がかなり弱くなる
何でもかんでもベットで、ドンクベット率が高まると、それだけチェック率が低くなるため、チェックした時の手がかなり弱いと勘付かれてしまいます。
そのため、チェックしただけで相手から毎回ベットされてしまい、困り果てることになってしまいます。
ドンクベットを打つべき場面
さんざんドンクベットの悪い面を紹介してきましたが、打つべき場面もいくつかあります。
ただし、ここで紹介する場面も少しドンクベット有利という程度なので、並みの相手なら、一切ドンクベットを打たないという作戦でも勝つことはできます。
フロップでハンド評価ベリーストロング以上
フロップでベリーストロング以上のハンドは、基本的に2ベット以上打つことになります。
そのため、チェックから入ると、チェックレイズを打つこととなり、逆に怪しまれて降りられてしまいます。
100% 2ベット以上打つ予定なら、ドンクベットを打ちましょう。
フロップの大まかなハンド評価については、こちらの記事を参照してください。

ターン以降でハンド評価モンスター
先ほどと同じような理由で、ターン以降でハンド評価モンスターの場合もドンクベットを打った方がよいです。
以下の記事で2ベット以上の条件を満たしているかどうかが大まかなドンクベット基準です。

残り人数2人でフロップのボードにローカードばかり
ボード
自分の手札
主導権者の手札
上の例では、セカンドペアしかヒットしておらず、主導権も無いですが、残り人数2人ならドンクベットを打ってやりましょう。
主導権者は、手札がハイカードの可能性が高く、ボードのローカードとマッチしていないと思われるからです。
ただし、プリフロップで3ベット以上を打たれていた場合は、ドンクベットを避けましょう。
ポケットペアを持たれている可能性があるからです。
ターン以降でトップペアがヒット
ボード
自分の手札
主導権者の手札
ターン以降でトップペアがヒットした場合もドンクベットを打ちましょう。
主導権者は、前のラウンドまでのトップペアを持っていた可能性が高く、こちらがチェックから入ってもベットしてこない可能性が十分にあるからです。
まとめ
ドンクベットは、なるべく打たない方がいいということが分かっていただけたでしょうか?
ここには書きませんでしたが、マニアックタイプに対しては、特にその傾向が顕著です。
アグレッシブに打つことがよいとされる昨今でも、時に受け身になったり、返し技を狙ったりする方がよい場面もあるということです。
これからは、前のラウンドの主導権をしっかり覚えておいて、ドンクベットを避けていきましょう。
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