今回は、前回チェックを強くする方法の一つとして紹介した「ボードに不安要素ができたらチェック」を深掘りしていきたいと思います。
不安要素の強化役を相手が持っていない時に自分がチェックしてしまっても、トータルでは意外と損失になっていない事実や、前回触れなかった不安要素2個の場合についても解説します。
ただし、前回同様テキサスホールデム・リミットルールでの解説ですので、他ルールでは、全てを活用できないことをご了承ください。
その1をまだ読まれていない方は、こちらからどうぞ。

基本的な考え方
ボード
自分の手札
手札 A
手札 B
まず、新たに不安要素ができた時にチェックするかどうかの損得を考えてみます。
上のようなボードと自分の手札でフロップにベットしたものの、ターンに3枚目のクラブが落ちています。
相手の未チェックが1人以下ならベットですが、そうではなかった場合、チェックするか、ベットするかが難しいところです。
ベットした場合、手札 A を持たれていた時に2ベット返されてしまい、その後、降りてベットを無駄にするか、泣く泣くコールするかの選択を迫られます。
チェックした場合、手札 A を持たれていても、先ほどよりかは損失が少なくて済みますが、結果的に自分がベストハンドだった時に損をしているような気がします。
どちらも一長一短のようですが、実戦を積み重ねている筆者の感覚では、ベットして打ち込んだ時の損失の方が大きいと感じます。
なぜなら、レベルの高いタイトプレイヤーと対戦していると、ベットして打ち込んだチップ差がなかなか埋まらないからです。
また、たとえベストハンド時にチェックしてしまっても、フロップのベットがブラフだったと勘違いした後ろのプレイヤーが手札 B のような負けハンドでベットしてくれる可能性もあり、チェック優勢を更に後押ししています。
ボード
自分の手札
手札 A
次に、不安要素ができてもチェックせずベットする場合について考えてみます。
上のようなボードと自分の手札で相手に主導権が無ければ、ベットしてもよさそうな気がします。
このストレートを完成させるのに必要な手札 A のような低いカード2枚では、たとえスーテッド(マークが同じ)であっても、タイトプレイヤーはプリフロップの段階で降りてしまうからです。
また、ルースプレイヤーが残っていたとしても、2ギャップ形の不安要素はハンド評価のマイナスが少ないため、ドライボードと比較して1ランク落ちる程度で済みます。
上の例では、ドライボードならベリーストロング評価ですので、1ランク落ちてストロング評価となりますが、ストロング評価以上であれば比較的普通にベットできます。
ボード
自分の手札
上のようなボードと自分の手札の場合も、フロップでベット無しか1ベットの主導権有りであれば、ベットやや有利のように思います。
フラッシュ完成者がいたとしても、リバーでフルハウスかフォーカードを引いて再逆転する可能性があるからです。
ただし、やや有利であって、相手の未チェックが2人以上なら、チェックしておいてもそれほど損失になっていないように思います。
不安要素2個の場合
ボード
手札 A
手札 B
手札 C
不安要素2個の場合は、1個の場合よりも更にチェック寄りとなります。
上のボードに手札 A のようなオーバーペア(トップペアも)ができていてもベットしません。
仮に現状ベストハンドを持っていたとしても、リバーでボードにフラッシュやストレートのリーチができるカードが多すぎるからです。
手札 B や手札 C の場合は、フロップでベット無しか1ベットの主導権有りであれば、相手の未チェックが1人以下の時に限りベットしますが、それ以外はチェックします。
ボード
手札 A
先ほどの状況からリバーまで進んで、運良くボードにフラッシュやストレートのリーチができなかったとします。
この場合の手札 A は、フロップとターンにおいて相手からのベットやレイズが無かったのであれば、フラッシュやストレートは無いと見てベットします。
まとめ
その1を執筆していた時は、まさかその2も書くことになるなんて思いもしませんでした。
チェックを強くする方法も意外と奥が深いですね。
一連の記事の内容は、どのようなプレイスタイルの相手がいても無難に立ち回れるように書いたつもりですが、実戦では、相手のテル(癖)を見ることも大事だったりします。
例えば、相手の未チェックが1人だったのでベットしようとしたが、その1人が自信満々の表情などといった場合には、チェックした方がよい場合もあるでしょう。
また、より細かい条件については、覚えるよりも慣れろだと思いますので、実戦経験もたくさん積んでいきましょう。
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